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2006.01.17(火)晴れ 越冬するクモと昆虫5

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ヤツデの葉裏にいたホシヒメヨコバイ。斑紋に変化が多い。


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常緑樹の葉裏や落葉下に見られる多彩なヒメヨコバイ各種。


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肉眼で見たときは大きさも形もヒメヨコバイに見えたのだが、蛾の仲間のようだ。


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ヤツデの葉裏にいたチャタテムシの一種。正面から撮ってみたら・・・変な顔だった。


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めくれたケヤキ樹皮下に産み付けられたコカマキリの卵鞘。コカマキリは樹木名プレートの裏側、倒木の側面、コンクリート塀の隅、はたまた墓石の隙間など様々な場所に卵鞘を作る。


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落葉下で越冬していたイトカメムシ。越冬体は褐色味が強い。


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落葉下にいたムラサキトビムシ?。よく跳ねる。


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コンクリート塀にいたカレハヒメグモ。触肢の先端近くが太く、当然♂なのだろうが、腹部の大きさ・雰囲気は♀のものだ(通常♂は頭胸部と腹部の横幅がほぼ同じ)。亜成体かな?よく判らない。


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羽化途中のシロオビフユシャク♂。フユシャクの仲間は春先に孵化して初夏には土中で蛹になってしまう。地表に這い出すフユシャクを見たいと思っているのだが簡単にはいかない。


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木柵の継目にいたウスバフユシャク♀。本種は個体数が多く、丹念に探せば昼間でも数十匹見つかる。


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長大なフェロモン嚢(腹端から伸びる橙色部分)を出してコーリング(♂を惹き寄せること)を行うシロフフユエダシャクの♀。見るからに効果がありそうなのだが、石神井公園では種の絶対数が少ないため♂と出会うまで時間がかかりそうだ。


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糸を流すアサヒ or キンイロエビグモ。身体は5mm程度しかないが、糸は3~4m伸びていた。(画像を縮小したら糸が破線になってしまった)


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木柵の上を移動していたコミミズクの幼虫。何度も見ているのだが、脚が異形であることに気づかなかった(頭部の異形に比すれば物の数ではないが)。下の画像で見ると脛節(特に後脚)がやたらと平たい。枝にへばりつく秘密がありそうだ。今度ゆっくり見てみよう。
# by kjr_shoji | 2006-01-17 22:22 | 観察日記

2006.01.15(日)晴れ 越冬するクモと昆虫4

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カイヅカイブキの葉上に飛来したヤマトクサカゲロウ。本種の越冬成虫は画像のように全身が黄褐色に変わる。が、中には緑色の個体も見られ、すべてが変色するという訳ではないようだ。


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落葉上にいたカオマダラクサカゲロウ。本種は真冬でも鮮やかな黄緑を保っている。


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ガガンボの一種。ガガンボ類は明確な特徴がないと殆ど同定できずに終わる。


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ヤツデの葉裏にいた蛾の一種。前翅長約3mm。美しい配色だが小さいだけに同定に手こずりそうだ。


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ヤツデの茎にいたシロスジショウジョウグモ♂。名前と体色が一致しない。本種は色彩変異が多く、最初に記録されたものが黒地に白条の個体だったようだ。多く見られるのは赤地黒点型で、石神井公園ではこの型しか確認できていない。


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カイヅカイブキの葉間に斜めの円網を張る子グモ。よく判らないが雰囲気的にカタハリウズグモの幼体のようだ。
# by kjr_shoji | 2006-01-15 23:30 | 観察日記

ヨスジノコメキリガとキバラモクメキリガ

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シラカシというのは不思議な樹で、何本かの樹には真冬だというのに樹液が染み出る。それもほとんどの場合夜だけ。樹木には詳しくないので実は珍しい話でも何でもないかもしれない。少なくとも樹液に集まる蛾たちには当たり前のことなのだろう。1本の樹液に2匹の蛾が来ていた。


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シラカシの樹液を吸うキバラモクメキリガ。図鑑の本種出現期は「10~12月、早春」となっており厳寒期には活動は停止することになっている。寒さに強い昆虫はグリセリンや糖類による過冷却状態を利用することで対凍性などを得ている(感覚的には判るが、化学的には全く理解していない・・・)ので、成虫越冬するときは凍結を避けるため通常食事をしない。樹幹、樹皮下や落葉下でじっとしているだけだ。この蛾は温度変化を予測し、身体的に安全であることを計算した上で樹液を吸っているのか、たんにお腹が空いて我慢できなくなったのか。


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ヨスジノコメキリガ。前翅には直線状の4本の横線がある。日本特産種で南関東を北限に分布する。個体数はあまり多くないようだが、クヌギやサクラの樹幹についているのを何度か見かけた。
# by kjr_shoji | 2006-01-12 21:43 | チョウ目