2006.01.07(土) 晴れ 越冬するクモと昆虫2

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倒木下にいたヤミイロカニグモ亜成体の顔。頭胸部や脚に生えている毛はムダ毛ではない。クモには基本的に「耳」というものがないので、細かな空気振動を毛で感じとり、音として認識する。限りなく「触感」に近い形で音を捉えているのだろう。天敵である狩り蜂や、餌であるハエ類の羽音には敏感に反応し、それ以外の音にはやや鈍感なようだ。「聴毛」と呼ばれる毛があり、それ以外の毛と区別されるらしいのだが私には識別できない。人間などの大きな生き物に対しては音よりも光(影)で反応する。

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ケヤキ樹皮下で越冬するナミテントウ。上翅だけでなく前胸背の斑紋にも変異がある。

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石下の落葉上で越冬するムーアシロホシテントウ。石神井公園で見られるシロホシテントウに似た仲間では最も個体数が多い(多分)。

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コナラ樹皮下にいたウスキホシテントウ。パソコンで画像を見てからキハダエビグモと背中合わせになっているのに気づいた。

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倒木下にいたシボグモ。下の画像は頭胸部。単眼が前方中央に集まっている。一ヶ所に集まるなら8個も必要ないように思えるのだが・・・。案外複眼に近い機能を持っているのかも。

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ケヤキ樹皮下で越冬するクロヒメテントウ。初夏にはオニグルミなど広葉樹の葉裏に見られる。

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チャノキの葉裏にとまっていたウラギンシジミ。昨年12月前半くらいまではシラカシなどの葉裏に多数とまっていたが、最近あまり見かけない。

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サワラ樹皮下で越冬するツヤアオカメムシ。全身黄緑できれいなのだが、のっぺりとし過ぎていてあまり好きになれない。

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チャノキの葉裏にいたウロコアシナガグモの幼体。全身黄緑の美しいクモだが小さくて(体長5㎜程度)目立たない。活動期には枝先の枝葉間などに小さな水平円網を張る。

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スダジイの樹木名プレート下にいたエサキモンキツノカメムシ。子守りをするカメムシとして有名で、2005年は後半になってかなり個体数が増えた。

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ケヤキ樹皮下にいたツマグロキンバエ。縞模様の複眼はついアップで撮りたくなる。

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ケヤキの根元付近にいたハリゲコモリグモ幼~亜成体。日当たりがいいと一部のクモ類は活動する。一般家庭の庭先などではウヅキコモリグモが優先種だが、石神井公園ではハリゲコモリグモが圧倒的に多く、ウヅキコモリグモは滅多に見られない。

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サワラ樹皮下で越冬するヤニサシガメ終齢幼虫。黒くて凸凹で光沢があるため中々きれいに写せない。

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サワラ樹皮下にいたヒラタグモとその網兼住居。住居は掛け布団と敷布団のようになっており、クモはその間に潜む。周りには受信網が張り巡らされ、感知された小昆虫類は布団の中に引きずり込まれてしまう。家の壁などにもよく見られ、その網=住居=布団の形状から江戸時代には『壁銭』などと呼ばれた。
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by kjr_shoji | 2006-01-07 22:19 | 観察日記
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